【事例有】航空券購入後に名前のローマ字表記を変更できるのか?【スペルミス】

【事例有】航空券購入後に名前のローマ字表記を変更できるのか?【スペルミス】

海外旅行へ行く際は、言わずもがな、パスポートが必需品である。
今回、「航空券のローマ字表記を、パスポートのローマ字表記と異なって予約してまったらどうなるのか」、という涙なしでは語れない悲劇の実体験ストーリーを披露させていただきたい。

そもそも、なんでこんなことが起きてしまったというと、単純にスペルミスです。入力ミスです。
仮に僕の名前が太郎だとすると、TAROのところをTAROUとして航空券を予約してしまったわけです。

へボン式   TARO
非ヘボン式  TAROU

「パスポートの表記確認しなかったんかーい」と思うかもしれませんが、そのときはまだパスポートを発行していなかったのです。(正確には期限切れのパスポートはあった。)

だから、そのときは楽観的でした。既に期限が切れているパスポートを新規で作る時に、非ヘボン式で申請すればいいだろうと思っていたからです。

しかし、いざパスポートを新規申請しに行ったときに前回取得時と同じ表記出ないと発行できないという事実が発覚しました。

そして、恐る恐る前回取得時のパスポートを確認すると、ヘボン式「TARO」として発行していたのです\(^o^)/

パスポートをの期限が切れて新規申請のときでも、前回取得時と同様のローマ字表記でしか申請できない。
パスポートの期限が切れているときに航空券を予約するときは必ず以前取得したパスポートの表記を確認しよう。

 

ここで僕の現状を整理します。

予約済みの航空券の名前    →   TAROU

期限切れのパスポートの名前  →   TARO

パスポートの新規申請     →   これから行う予定

こうなってしまえば、予約した航空券をパスポート表記と同じヘボン式に訂正することが必須となります。

この段階で僕は既に台湾行きの航空券と、香港行きの航空券を既に購入してクレジットカード決済済みという状況下にありました。

ちなみ、購入していた会社はそれぞれ、

台湾行き →旅行代理店 ㈱トラベルウエスト 航空会社 エアアジア
香港行き →旅行代理店 ㈱阪急交通社    航空会社 日本航空(JAL)

です。

そして、台湾行きに関しては3週間後に迫っていました。大慌てでそれぞれ2つ航空券の訂正にとりかかります。ようやくここから本題です。

 

旅行代理店は航空券のローマ字表記変更を対応してくれるのか?

事例 旅行代理店 ㈱トラベルウエスト 航空会社 エアアジアの場合

まずは台湾の方から対処していきます。トラベルウエストへ「予約時のローマ字表記を変更できるか、ヘボン式へ訂正できるか」、と連絡しました。すると、すぐにエアアジアへ確認してくれて、3000円の手数料を支払うことで、すぐに変更手続きをしてくれました。数分後に予約マイページへログインすると、訂正された表記になっていました。素晴らしい。まじで仕事が速い。

手数料は発生したものの案外すんなりことが解決して安堵する。この調子で香港の方もと意気込むがここからが大変でした。次行ってみましょう。

事例 旅行代理店 ㈱阪急交通社 航空会社 日本航空(JAL)の場合

まずは阪急交通社へ「ヘボン式へ訂正したい」という旨を連絡したところ、「航空会社へ確認を取ってから改めて連絡します。」とのことでした。
若干不穏な空気を感じつつ待っていたのですが、その日のうちに届いたメールがこちら。

 

なんてこった・・・!!! キャンセル料もくそ高い!

これはどういうことかと。出発3週間前の台湾はすぐ対応してくれたという前例を経験してしまったが故に、何故3ヶ月先の航空券は対応してくれないんだという気持ちになり、翌日問い合わせることにしました。
このままでは、キャンセル料+新たに予約する現段階での航空券の値段を支払うことになってしまう。

しかし、阪急交通社からの正式な返答を覆すにはそれなりの根拠が必要だと思い、訂正してもらうための事前準備を行ないました。

まずは香港行きの大元の運航会社であるキャセイパシフィック航空へ直接電話で問い合わせてみます。

 

以下キャセイパシフィック航空カスタマーサポートとのやりとり

僕「予約をした後の航空券でも、ローマ字表記の訂正は可能ですか?また手数料は発生しますか?」

キャセイ「発券前であれば可能です。スペルミス等の1文字訂正であれば無料で対応致します。」

また代理店を通している方は代理店の方へお問い合わせをお願い致します。とのことでした。この場合は阪急交通社のことですね。

 

なるほど。これで対応可能という根拠が手に入った。

いざ改めて、阪急交通社へ電話する。

以下阪急交通社とのやりとり

僕「航空会社(キャセイパシフィック)へ聞いてみたところ、発券前だったら変更可能という返答をいただいていたのですが、やはり変更は不可能なのでしょうか?」

阪急「発券前ならですよね?こちら予約確定と同時にクレジット決済がされた時点で発券されてしまっているので不可能です。」

僕「それでも発券後でも別途対応しますので、お問い合わせくださいとの返答だったのですが、直接キャセイパシフィック航空の方へ確認していただけたのでしょうか?」

阪急「航空会社である日本航空(JAL)の方へ確認しましたところ、取り直ししていただくしかないとの返答でした。」

なるほどそういうことだったのか。今回予約した旅行はコードシェア便でした。コードシェア便とは、Wikipedia先生によると、

コードシェア便(コードシェアびん、英: Code sharing)とは、一つの定期航空便に複数の航空会社の便名を付与して運航される便を指す。共同運航便とも呼ばれる。「共同」という名目ではあるが、一部の例外を除いて運航面での協力は行われず、事実上は1つの便を複数の航空会社が発売している形態と言っても差し障りない。  引用:Wikipedia

うん、わからんね。

簡単にいうと、今回の場合は、航空会社は日本航空(JAL)であり、キャセイパシフィック航空は運航会社ということ。ローマ字表記変更など、手続きに関する権限は全て大元である日本航空(JAL)にありますよ。ということです。

つまり、変更対応が可能どうかを確認するべきは、キャセイパシフィック航空ではなく日本航空(JAL)だったのです。

だったら名前が変更できないのも納得である。

電話をする前に念入りに調べたところ、確かにJALのHPには、

とあったのです。

ということであえなく撃沈。
おとなしくキャンセル料を支払い、再度予約という形をとりました。

ローマ字表記変更をめぐる結論と教訓

予約した旅行代理店、航空会社によって対応してくれてるかどうか決まる

今回の事例をまとめますと下記こんな感じ。

トラベルウエスト OK → エアアジア     OK →  変更完了

阪急交通社    OK → 日本航空(JAL) NG →    変更不可(キャンセル+取り直し)

※キャセイパシフィック OK

航空会社が変更可能でも、旅行代理店を通している以上、旅行代理店がNGを出せば、取り直しという形になることもあると思います。

今回の場合はトラベルウエスト、阪急交通社ともに早急に航空会社へ連絡してくれての結果です。阪急交通社の方は、日本航空(JAL)がNGなので、結果的には取り直しになってしまいましたが、ローマ字表記変更には旅行代理店の協力が不可欠です。

コードシェア便の場合は運航会社ではなく航空会社の方に権限がある。

今回の場合は日本航空(JAL)の規定に則っているので変更不可。取り直しという形になりました。

おわりに

大前提として、パスポートを発行してから航空券を買いましょう。これが全てです。

こんなくだらないミスで25,000円を失った僕は悲しみの淵にいました。しかし、今では勉強料だったと自分自身に言い聞かせています。

皆様が同じ轍を踏まないように、失敗の証としてこの実体験を記録として残したいと思います。それでは。

 

追記

こちらが苦労の果てに手に入れた航空券で行った香港旅行記になります。

【旅行記】デモの影響とか気にせず2泊3日で香港へ行ってきた【観光】

 

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