映画「オデッセイ」原作との違い含めた感想

  • 2018.02.08
  • 2020.02.02
  • 映画
映画「オデッセイ」原作との違い含めた感想

原作を読み終えた為、早速鑑賞したよ。

盛大なネタバレしながら語っていこうとおもふ。

ちなみにオデッセイはU-NEXTなら31日間の無料期間があり、無料で鑑賞できる。



映画「オデッセイ」より先に原作「火星の人」を

 

やっぱり、こういうのは「原作を先に」が自分の中では鉄則。
先に映像化されたものをみるとその映像のイメージが刷り込まれた状態で読むことになるので、それはなんとなくポリシーに反する。
声の再生とかもその演者のイメージが勝手に喚起されるのも避けたものだ。

 

ストーリーについての大方の感想は原作の読んだ際、こっち書いたので省く。

https://straday.com/kasei-no-hito/

 

 

映画ならではの見応えもある!

映像の利点

本の場合は、理解できなかったら読み返して消化した後に読み進めていたが、言うまでもなく、映画の場合は、映像にてこういうものだと訴えてくれてる。例えば、水生成、MAV、ハブの内部構造とかは視覚から入った情報はやはりわかりやすかったぜ。

要するに、文字だけではいまいち明確なイメージが掴めていなかったものが、映像化により物語をより鮮明に理解し楽しむことができたわけです。

 

淀みないストーリー展開

詰め込んだ感はあるが、それが清々しいテンポの良さを生んでいると思った。
僕は原作を読んだことですんなり入ってくるけど、初見の人には説明が少なくついてこれるかなという印象を受けるくらい。
そのテンポの良さは2時間30分の経過を感じさせないほどだった。

マット・デイモン

原作に忠実にしようという心意気は伝わってきて、ストーリーも細かく描かれていたが、さすがに科学的な根拠に基づく緻密な計算や根気よく作業する苦労は細部にわたってまでは再現されていない。

これでもかというほどにマニアックに描かれているサバイバルは、原作ならでは楽しみのひとつだ。そのようなシーンは、火星での環境が如何に過酷かということを示してくれている。

映画においては、火星の孤独の中で、マット・デイモン演じるマーク・ワトニーの陽気でユーモア溢れる雰囲気が、映画全体を明るいムードに仕上げてくれている。

Starman/David Bowie

ルイス船長の好みから映画の挿入歌としても70年代の曲がしばし使用される。中でも一番の見どころは、デヴィッド・ボウイのスターマンのシーンだ。

全員の方向性が一致し、スキャパレリへ旅立つ準備を施すワトニー、火星にカムバックすること決意したクルー達、中国のブースターを駆使したサプライ機打ち上げ、etc、、、の名シーンの詰め合わせを名曲にのせて展開するところは感動的だ。

映画「オデッセイ」と原作「火星の人」の相違点&省略シーン

 

箇条書きで記していきます。

「わたしはね、彼があなたのケツを蹴とばすのを期待してたんですよ」

テディ・サンダースに痛快な一言を浴びせるアニーの見せ場。

パスファインダー死亡

ドリル感電により、パスファインダーがお亡くなりになる。NASAとの交信が途絶え自力でローバーの準備にしなければならなくなる悲惨なシーンのひとつ。

 

ビッグスリー(空気調整器、酸素供給器、水再生器)積載

50ソル近くも移動に費やすので、ローバーに積載するのは、必須事項。さらに電気を食うこれらをどのように丸く収めていくのか、、先の思いやられる、その一連の苦労が詳細に描かれている。
こういう根気ある作業過程も克明に綴られている。

スキャパレリまでの道のり

あと少しというところで起きる災難。砂嵐接近、ローバー転落と次から次へと。ここへきて幾度となく降りかかる困難に数々に辟易してしまう。
ただ映画的にはもうカットしても問題との判断なのだろう。

アイアンマン作戦

映画的演出でもあると思う。絵面がいいから。ハラハラする。

原作では実行せず、ルイス船長も、クリスベックに代わって救出に出るようなことはしない。ルイス船長にフォーカスをあてる為の演出か。

人生最良の日

言わずもがな名シーン。まあ原作を読んでくれ。

デイ1

地球に生還した初日が描かれている。これは良かったです。

 

映画「オデッセイ」を無料視聴する方法&最後に

U-NEXTは31日間の無料トライアルで、無料鑑賞できる。

31日間に解約すれば料金は一切発生しない。

その他、最新映画や海外ドラマも幅広く楽しめる。

 

なんだか原作に肩を持ったやつみたいな感想になってしまったが、映画でも十分楽しめた。

映画では、読んでいるときにあった絶望感が少なくなっている。いってしまえば、困難が省略されている。
うまくいくことに関してスポットが当てられており、終始、「いいぞ、その調子だー」という感じで観れるのが、心地良い気持ちにさせてくれる。

 

おしまいだ。

 

映画カテゴリの最新記事