タイトルに書評と銘打ったが、実際は書評というより、自分のための思考整理と要点まとめなので、あしからず。
目次
どんな本?
定期預金しか知らないようなど素人に向けて、年間+5%くらいの利回りを目指すためためには、どんなことが必要かを教えてくれる本書でございます。
また、銀行には近づかない方がいい、宝くじはボッタクリ、医療保険は入る必要がない
等だめなものはだめ、とひたすらにぶった切って酷評しているのも清々しい。もはや笑えるレベル。
それぞれの理由は解説されているので、納得できるかはご自身の判断で(笑
右ページが著者の山崎元と読者目線の素人の会話形式。
左ページがその会話の図解といった構図。
でかでかとした文字+ふんだんなイラストが使われている。会話形式で読者が疑問に思うであろうことを先回りして、聞いてくれる。とてもヤサシイ。
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」との違い
本書は「図解・最新」と銘打っているが、何が変わったかというと、
・図やイラストが大きくなってた
・マイナス金利や個人型確定拠出年金(iDeCo)、つみたてNISAなど最新の情報にアップデートされた
前作を読んだわけではないので、全てはわからないが、Amazonみる限りは上記2点かなというところ。
書評、あるいは感想
貯金より資産運用というのが、
本書のコンセプトであり、素人が最小限のリスクでお金を増やす方法を教えてくれている。
その具体例として最初に紹介されているのが、
個人向け国債変動金利型10年満期
個人向け国債には、3種類ある。固定金利型3年満期、固定金利型5年満期、変動金利型10年満期。著者は、長期金利に合わせて、金利が変動する個人向け国債変動金利型10年満期を推奨している。(変動するが、下限が0.05%と決まっている)
最低金利の0.05%なら、ネット銀行とかの金利の方がいいのでは?とか思ってしまったが、メガバンクとかに預けておくよりはましと捉えました。低リスクで1万円から購入可能なので、初心者の資産運用としては手頃かも。
おすすめの投資信託
「投資信託 おすすめ」で検索したことがある人はわかるかもしれないが、かなり色々出てくる。種類もありすぎるので、結局どれがいいのかわからなったりする。
そんな中、著者は、
・上場インデックスファンドTOPIX
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
を紹介。
この2つを詳しくみてみると突出して運用成績が良いかというとそうでもない。
ただ手数料は安い。
著者の考えは、一つの選定基準として、どの投資信託を選ぼうとも、儲かるかは判断ができないので、それだったら、手数料が安いものがいいですよ、ということだ。
結局最強なのはスキル
本書の最後に一番大切なことは何?と題して、その答えを述べている。それは、人的資本であると。
経済が破綻しようが、インフレでお金が紙くず同然になろうが、仕事自体がなくなることはないので、スキルさえあれば、食いっぱぐれることない。
だから、スキル、働く術をもっているということが自分自身が、お金を産み出す人的資本であり、最強の保険なのだと。
これを受けて、果たして、自分にとって何があるのだろうかと考えた時に僕が真っ先に思い浮かんだのが、ブログである。
そういう意味で、ブログというものは、ある意味最強。この好き勝手書いているブログですら、適当なマネタイズによって多少なりとも、収益化できている。
ブログをやっていなかったら、本を読んでもへえーと思ってそこで終了だった。しかし、ここに書くことによって、内容を自分の中に一度消化し、要点をまとめ、アウトプットすることで知識を確かなものとしている。
やがてさらに、そのアウトプットは誰かの目につき、グーグルアドセンスなどの広告を経由して、収益となる。
資産運用自体も、一日中、相場に張り付いているようなスキャルピングをするわけでなく、ある程度投資先を決めたなら、ほったらかして、他のことに注力することが大事だよね。
そんなことを思いました。
おしまい。
コメントを書く