appleの創業者、スティーブ・ジョブズは、いつも同じ服装だった。
黒のタートルネックにジーンズ、足下はスニーカーというスタイルを貫いていた。
これは何故だろうか?
答えは決断の数を減らすためだ。
現に決断疲れという用語まで存在していて、
意思決定 と 心理学 の分野において 決断疲れ(判断疲れ、決定疲れ)とは、意思決定を長時間繰り返した後に個人の決定の質が低下する現象を指す。 現在では不合理な意思決定の原因の1つとして理解されている。 職務中の裁判官を例に取ると、午後には日中早いうちに比べて好意的な判決が少なくなることが明らかになっている。 決断疲れは消費者に本来必要でないモノを購入させるなどの粗末な選択をさせることにもつながる。 引用:Wikipedia
とある。
毎朝いちいち「今日は何を着ようかな」と考えることは、無駄だということだ。
そう考えると、サラリーマンが毎日スーツで出勤することや服装自由の学校に通う友人が毎朝何に着ようか迷うと嘆いていたことにも合点がいく。
(スーツの中でも種類はあるが、選択肢を減らすことはできているよね。)
同じ服を着るのは、スティーブ・ジョブズに限ったではない。アインシュタインも、毎朝何を着るかを決めるのは時間の無駄だと考え、同じスーツの別モデルを複数購入していたと言われている。
FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグもお馴染みののグレーのTシャツや、黒のパーカー、ジーンズのスタイルだ。
また、米オバマ前大統領も、
「私は常にグレーか青色のスーツを着用している。こうすることで私が下さなければならない決断の数が減るんだ。何を食べるか、何を着るか決める余裕はないし、他に決断しなくてはならないことが山のようにあるからね。」 出典: CuRAZY [クレイジー]
と述べている。
成功者は口を揃えて、余計な決断の数を減らすことを好んでいる。
しかし、服好きの僕からすると、それは考えられない。服を選ぶことは苦痛というより楽しみのひとつだ。
だがしかし! 決断数を減らすという考え方にも、大いに共感し、真似したい習慣として憧れを抱いている。
そんな僕でもできそうな習慣はないかと考えた。
- いつもすること
- 固定されても悪影響がないもの
この条件に当てはまり、考えを巡らせたときに一つの答えが浮かんだ。
それは、飲み物だ。
喉が渇いて、ふらっとコンビニに行く。陳列された無数の飲み物の前に立ち尽くす。さあどれにしようかな。この時間。この思考。うん。いらない。
それが何かの新商品で試しに飲んでみようと購入して口に合わなかったときは最悪。こんな悲劇を避けるためにも飲み物の固定化を図ることにした。
何に統一したか?
クリスタルガイザーとクラフトボスラテ。
この2択。
他は買わない。
現にこれを実施して三ヶ月は経過している。
選定理由、使い分け
クリスタルガイザー
基本はこれ。
水分補給と言ったらやはり水。クリスタルガイザーにこだわったのは、ただ単にパッケージがかっこいいから。ちなみにクリスタルガイザーの中でも、シャスタ産(正規品・一部並行輸入品)とオランチャ産(並行輸入品のみ)という違いがある。
おすすめは日本人に馴染みのある硬度の低いシャスタ産。
硬度をそこまで気にしないって人はどっちでもいいかもだけど。
クラフトボスラテ
ちょっと甘いもの飲みたいなと思ったときはこっち。
現代のオフィスワーカーの新しい働き方にあわせた味わいを追求しました。時間をかけて少しずつ飲むことを想定し、満足感がありながらも、すっきり飲み続けられる味わいを実現するために、200を超える工程※を経て、手間を惜しまず仕上げたコーヒーに、厳選した国産牛乳と北海道産の生クリームを合わせ、甘すぎずすっきり飲みやすい「やさしいコク」を実現しました。
とサントリーの謳い文句にあるように、少しずつ飲むことを想定してるってのがいい。
缶コーヒーでなく、その場で飲み干すことを想定していないペットボトルタイプ。くど過ぎない甘さと程よい薄さを感じる。
実際にやってみての感想
正直、飽きるかと思っていたけどまったくそんなことはない。
というのも、生活していると意外と自分の意思ではなく、提供される飲み物を口にすることも多いからだ。会社でお茶やコーヒーを出してもらったり、贈り物でジュースをもらったりと。意外とその他の飲み物に遭遇することも多いと気づかされる。
そのため、結果的に多くの味の飲み物を口にしていることになる。だから苦痛と感じることはない。
これは決断の数を減らすことを目的とした、自分で選ぶ飲み物に限った話だ。何もクリスタルガイザーとクラフトボスラテしか飲んではいけない縛りプレイの人生を課しているわけではない。
そして、酒に関しても例外だ。これもまた服と同じように、選ぶ楽しみがあるので、豊富の種類の中から選択させてもらっている。
皆さんも、無駄だと思う自分の習慣を見直し、そして統一してみてはいかがですか。
おしまい。
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